人工的に歯を再生する治療法です
インプラントは、あごの骨に埋め込む人工歯根のことです。歯周病や虫歯などの疾患で歯を失った方、事故で歯をなくした方、先天的に歯がない方もこの治療を受けることができます。インプラントは入れ歯と違い、取り外す必要がなく、自分の歯とほぼ同じ感覚でしっかりと噛むことができます。 インプラントの施術を行う前に、虫歯や歯周病、噛み合わせ、矯正治療など必要な治療を行うことで、ご自分の歯を効果的に使用し、インプラント自体を長持ちさせることにもつながります。 手術の負担が少ないタイプのインプラントもあり、条件によっては外科手術を一回のみ行う治療法もあります。 インプラントは1本から何本でも対応できますが、あごの骨の状態によっては難しいこともあります。気になる方は一度ご相談ください。
治療の流れ
1回法の場合
インプラント一回法は、外科手術を一回のみ行う治療法です。
専用ドリルを使って、顎の骨の穴を開けるため、切開をせずに、インプラントを骨に埋め込みます。その後結合を確認し、人工歯の型取りを行って出来上がった人工歯を着けます。
【治療の流れ】
-
1カウンセリング
-
2初期治療
インプラント治療をする前に、周りの歯の状態や噛み合わせを整えます。残せない歯は抜歯し、噛めない状態になっていれば、入れ歯を作ります。
-
3一次手術
専用ドリルを使って、顎の骨の穴を開けるため、切開をせずに、インプラントを骨に埋め込みます。
その際に、仮歯も装着いたします。 -
4上部構造の装着
仮歯でどのような歯を入れるか決定したら、型取りをして、最終的な歯(上部構造)をつくります。
-
メンテナンス
歯を装着した後は、定期的に噛み合わせ・インプラント周囲組織等のチェックを行います。
【メリット】
- 外科手術が一回で終わるため、患者さんの負担が少ない
【デメリット】
- 顎の骨の厚みが足りない場合、適用できない場合がある
- インプラント周囲の衛生を清潔に保たないと、炎症がおきることがある
費用
385,000円(税込)/本
2回法の場合
インプラント二回法は、外科手術を二度に分けて行う治療法です。
インプラント体を顎の骨に埋め込むまでの工程は一回法と同じですが、その後の手術の流れや、治療期間が違います。
【治療の流れ】
-
1カウンセリング
-
2初期治療
インプラント治療をする前に、周りの歯の状態や噛み合わせを整えます。残せない歯は抜歯し、噛めない状態になっていれば、入れ歯を作ります。
-
3一次手術
歯ぐきに局所麻酔を打ち、痛みを取り除いてから歯ぐきを切開します。
専用ドリルを使って顎の骨に穴を開け、インプラント体を顎の骨に埋め込みます。
一次手術のあと、顎の骨とインプラント体が完全に結合するまで安静期間に入ります。
この期間は患者さんの顎の骨の状態や部位により異なりますが、2〜6ヵ月くらいが目安とされています。 -
4二次手術
インプラント体が顎の骨としっかり結合したことを確認したあと、二次手術を行います。局所麻酔を打ったあと歯ぐきを切開し、インプラント体にアバットメントを連結させる処置を行います。
その際に、仮歯も装着いたします。その後歯ぐきの回復を待ちます。 -
5上部構造の装
仮歯でどのような歯を入れるか決定したら、型取りをして、最終的な歯(上部構造)をつくります。
-
メンテナンス
歯を装着した後は、定期的に噛み合わせ・インプラント周囲組織等のチェックを行います。
【メリット】
- ほとんどの症例で適応することができる
【デメリット】
- 外科手術を二回必要とするため、治療期間が一回法よりも長くなる
費用
330,000円(税込)/本
超精密義歯(DSデンチャー)
メリット
- 審美性に優れている
- 汚れがつきにくいため、虫歯になりにくい
デメリット
- 将来的に歯ぐきが下がると、歯と歯ぐきの境目が見える場合がある
- 角度によって、裏側から金属が見えることがある
費用
150,000円~400,000円(税込)